仮想通貨のホワイトリストとは

現在、日本では法改正によって、仮想通貨取引所は金融庁に審査された後、認可の下りたものだけが「仮想通貨交換業」として登録し、仮想通貨取引サービスを行えるような仕組みにシフトしようとしています。

現在この制度によって11社が認可されており、その金融庁から認可の下りた11社の取り扱っているコインのリストを、一般的に「ホワイトリスト」と呼んでいます。

政府による公式の呼称ではないため注意してください。


ホワイトリスト仮想通貨の一覧

現在認可済み取引所で扱われているホワイトリスト通貨は、次の16種類です。

ビットコインビットコインキャッシュ(BCH)イーサリアム(ETH)ライトコイン(LTC)モナコイン(MONA)リップル(XRP)Counterparty(カウンターパーティー)(XCP)フィスココイン(FSCC)NEM(XEM)、ネクスコイン(NCXC)、ペペキャッシュ(PEPE)カイカコイン(CICC)Zaifトークン(ZAIF)BitCrystals(BCY)、ZEN(ZEN)、ストレージコインエックス(SJCX)

これらが2017年12月現在のホワイトリストになります。かなり有名な銘柄のコインもあれば、あまり耳慣れない名前のコインもありますね。

ホワイトリストが市場に与える影響

ホワイトリスト通貨は高騰する可能性が高い

今後仮想通貨の投資に新たに参入してくる人数は、どんどん増加していくのではないかとコインオタクは考えています。

そうしたときに、仮想通貨初心者がまず購入するであろう通貨が、これらのホワイトリストに名を連ねた仮想通貨ではないかと思っています。なぜなら、そういった人たちはまず日本円を、金融庁に登録された国内の取引所に入金するでしょう。そして、そのうちの多くはその取引所で取引を始めるでしょう。

そうなったとき、国内の仮想通貨取引所で扱われている通貨はホワイトリストに載ったものであり、買い手が増えることによってその通貨は高騰する、という寸法です。

ホワイトリストに入らなそうな通貨市場が伸び悩む

日本の仮想通貨市場はかなり大きい部類で、世界的にも無視できない存在です。

ですから、ホワイトリスト入りしなさそうな通貨≒認可の下りた取引所で扱わなそうな通貨の市場は伸び悩んでしまう可能性があります。たとえば、匿名系通貨などがそれに当たります。

匿名系通貨はテロリストなど反社会組織の資金補助に使われる可能性があることからか金融庁も扱いに慎重になっているようで、Monero、DASH、Zcashなどを扱うCoincheckは未だに認可が下りていません。

もし匿名系通貨がホワイトリストに載らなければ、それらの通貨の市場規模は縮小してしまう可能性があります。


法改正と取引所の認可について


金融庁から認可された取引業者の一覧

金融庁から認可された取引業者は現在以下の11件になります。

株式会社マネーパートナーズ、QUOINE株式会社、株式会社bitFlyerビットバンク株式会社、SBIバーチャル・カレンシーズ株式会社、GMOコイン株式会社、ビットトレード株式会社、BTCボックス株式会社、株式会社ビットポイントジャパン、株式会社フィスコ仮想通貨取引所テックビューロ株式会社

改正資金決済法の概要

改正資金決済法とは、「資金決済に関する法律」という既存の法律に、仮想通貨に関する条文を加えたものです。これによって、今年4月に取引所は金融庁の認可をもらって、仮想通貨交換業として登録しなくては営業できないことがアナウンスされました。事業者には半年間の猶予期間が与えられ、その期間内に申請を提出した取引所にはさらに2ヶ月の猶予が与えられました。

「仮想通貨を利用した詐欺の防止」し、「仮想通貨がテロ資金に流れることを防止」するために、このように法律で仮想通貨取引所を定義することになりました。

最近流行しているDASH、Monero、Zcashのような匿名系通貨は、ブラックマーケットで決済通貨として使われている現状があるため、ホワイトリスト入りは難しいかもしれません。そして、それらの匿名系通貨を扱っているCoincheckは、認可に難航しているようです。


これらの匿名系通貨に興味のある方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

仮想通貨モネロ(Monero)とは何なのか?DASHやZcashなど、他の匿名性通貨との違いは?様々な暗号技術が生み出す匿名性の高さの理由や、将来性やこれまでの価格推移についてわかりやすく説明します。

 

暗号通貨界トップレベルの技術者が集結し開発したZcashは匿名性と技術力の高さから注目を浴びています。MoneroやDASHなどの匿名性通貨との違い、その仕組みと将来性についてコインオタクが徹底解説します!

 

仮想通貨DASH(ダッシュ)を知ってますか?DASHとはそもそもなんなのか、買うべきなのか、価格は上がるのかなど、皆さんが気になるDASHの内容についてコインオタクがわかりやすく説明して本気でチャートや将来性を分析します!

 

ホワイトリスト仮想通貨について知っておくべきこと

ホワイトリスト仮想通貨が必ずしも高騰するわけではない

ホワイトリストに入った通貨というのは、金融庁によって「とりあえず取引させといても問題はないだろう」と思われているだけです。べつに、その通貨には将来性があるぞ、というお墨付きではないのです。

なので、ホワイトリスト入り自体はその通貨自体の価値上昇には直接関係しません


現在入っていない通貨にも可能性はある

あくまでホワイトリストというのは認可された取引所が取り扱っている通貨の一覧に他なりません。ですから、新たな通貨を認可が下りた取引所が上場したり、他の認可取引所では上場していない通貨を取り扱う取引所が新たに認可されたりした場合には、現在ホワイトリストに入ってない通貨が新たにホワイトリスト入りすることもあると思われます。


仮想通貨のホワイトリストのQ&A

いつホワイトリストは更新・公開されるのでしょうか

取引所が新規に認可されたとき、更新される可能性があります。取引所内で取り扱われる通貨は公開されるため、そこで新たな通貨がホワイトリストに名を連ねることもありそうです。

まだ認可が下りていないCoincheckでは取引できなくなるの?

いいえ、そんなことはありません。認可申請を出している間は取引所に営業の猶予が与えられ、その期間中は通常通り営業することが可能です。

ですから、認可が下りるにせよ下りないにせよ、当面の間はCoincheckで仮想通貨の取引が可能です。

ホワイトリストまとめ

ここまでの記事の内容をまとめると、重要なのは次の三つです。

  • ホワイトリストとは、認可取引所が扱っている通貨をまとめて勝手にそう呼んでいるにすぎず、正式な用語ではない。
  • ホワイトリストに入っている通貨は高騰する可能性が他の仮想通貨より高そう
  • かといって必ず高騰すると言うわけではなく、「金融庁認可なら絶対安全!絶対高騰する!」とか盲目になるのは危険

これらのことを頭の片隅において今後も仮想通貨取引を続けてください!